わきが手術種類

わきが手術種類にはどんなものがあるの?【あなたはどれを選ぶ?】

ワキガ治療には実に様々な方法があります。

 

多くの方法があるということは、ひとつの方法ですべてを解決することができないということです。

 

それぞれ一長一短があり、クリニックに応じて適切な方法が選択されています。

 

このページでは、皮膚への侵襲の少ない方から紹介しましょう。

 

1.針脱毛(電気脱毛)

 

脇の毛の毛穴に沿って絶縁針を挿入し電気を通電することによって永久脱毛ができます。

 

同時に毛穴のところのアポクリン腺の一部を焼灼することができます。

 

この操作を繰り返すことによって汗の量とニオイが減少します。

 

メリットとしては傷が残らず永久脱毛も同時に行なえることです。

 

デメリットとしては

 

  • 焼灼するのが一部のため効果が弱い(軽い腋臭や多汗の人向きである)こと
  • 繰り返し行なうので終了まで5〜10回位(約1年程)かかること

 

が挙げられます。

 

2.ボトックスの注射

 

本来ボトックスは「多汗症」の治療に用います。

 

これを脇に行うと、汗の量の減少とともに腋臭も減少します。

 

完全に腋臭がなくなるわけではありませんが、メリットとしては傷が残らず、注射後の入浴や運動に支障がないことです。

 

デメリットとしては次の3点があげられます。

 

  • 効果が約半年から10ヶ月程度である
  • 汗が100%出なくなるわけではない
  • 腋臭が残りやすい

 

 

3.汗腺凝固の針を皮下挿入し、汗腺を焼く

 

絶縁針を汗腺専用に作り直した特殊な針を用いてアポクリン腺のみを凝固する方法です。

 

局所麻酔下で行ないますが、術後少し腫れと赤みが続きます。

 

絶縁針脱毛法に改良を加えて、アポクリン腺の焼灼面積を増やして効果を上げています。

 

メリットは、ほとんど傷が残らないことです。

 

デメリットは、効果が30〜50%くらいの減少にとどまることです。操作に慣れが必要なため、時には「火傷」を生じることもあります。

 

4.超音波法による手術

 

局所麻酔下に1センチ程度の切開を加えて「超音波メス」を皮下に挿入します。

 

超音波で剥離と汗腺の除去を同時に行なうわきが手術法です。

 

メリットは、全体の傷の治りが早いことです。

 

わきが手術後の出血が少なく、そのため圧迫や固定が軽くてよい等があげられます。

 

デメリットとしては、次の3点があげられます。

 

  • 索状物周囲のアポクリン腺が残る
  • アポクリン腺の分解を過度に行なうと皮膚の裏側から熱傷が生じる
  • 目で見て確認できないため終了するポイントは経験と勘が必要になる

 

5.吸引法による手術

 

局所麻酔下でワキ部を1〜2センチ切開します。

 

まずその部分から腋毛部分全体の皮下を「はさみ」で剥離します。

 

脂肪吸引の吸引管を改良して先端に掻破用の刃をつけた管でアポクリン腺を皮膚の裏から削るような形で吸引しながら除去します。

 

メリット

 

  • 傷の長さが短くてすむこと
  • 手術時間が短いこと

 

デメリット

 

  • 皮膚を剥離した後「止血」ができないこと
  • 裏からあまり削ると線状瘢痕が目立つこと
  • 圧迫を厳重にしないと「血腫」を生じやすいこと
  • 吸引管はまっすぐなので届きにくい部分のアポクリン腺が残ること
  • 終了ポイントがわかりにくいこと

 

6.クワドラカット法による手術

 

吸引管の内筒にアポクリン腺を削り取る回転式の刃がついています。

 

吸引法より確実かつスマートにアポクリン腺を除去します。

 

メリット

 

  • 管が細いため傷が吸引法よりさらに小さくてすむ
  • アポクリン腺の取り残しがさらに少なくなる
  • 手術時間が短い

 

デメリット

 

  • 数回で刃が使えなくなるので手術のコストがかかり手術費用に反映される
  • 皮膚を剥離した後「止血」ができないこと
  • 裏からあまり削ると線状瘢痕が目立つこと
  • 圧迫を厳重にしないと「血腫」を生じやすいこと
  • 吸引管はまっすぐなので届きにくい部分のアポクリン腺が残ること
  • 終了ポイントがわかりにくいこと

 

7.レーザーによるアポクリン腺の破壊

 

局所麻酔下でワキ部に2〜3mmの穴を皮膚に開け、レーザー照射用のファイバーを挿入します。

 

ファイバーを前後に動かしながら腋(わき)の毛の範囲のアポクリン腺にレーザーを照射して破壊する方法です。

 

本来、「脂肪細胞の破壊」を目的としていますが、アポクリン腺もその形状が脂肪細胞とよく似ているので、この装置で破壊が可能です。

 

メリット

 

  • 皮下を剥離しないので出血がほとんどない
  • 出血に伴う血腫などの合併症を起きない
  • 傷跡がおそらく最も小さい
  • 傷の直りが早い
  • 圧迫など術後の安静がほとんど不要

 

デメリット

 

  • 1回の手術でアポクリン腺を完全に破壊することはできない(効果は50%程度)
  • 長時間照射すると皮膚に「熱傷」の可能性がある
  • 前後の移動操作が遅いと同様に「熱傷」を生じる可能性がある

 

8.反転剪除法(皮弁法、剪除法)による手術

 

局所麻酔下に腋のしわに沿って3〜5センチ程度切開し、皮下を剥離します。

 

皮膚を“反転”し、アポクリン腺を目で見て確認しながら切除します。

 

出血部分を確認して止血後皮膚を元の位置に戻して切開部を縫合し圧迫を加えて終了するわきが手術方法です。

 

メリット

 

  • 目で見て確認しながらアポクリン腺を除去するので取り残しが無い
  • 止血も十分行えるので出血による合併症の確率が少ない

 

デメリット

 

  • やや傷が長い
  • 十分止血しても「血腫」はある確率で生じる
  • アポクリン腺の範囲が広い人(剥離範囲の広い人)は傷の治りに時間がかかる

 

9.切除法による手術

 

腋の毛の範囲にアポクリン腺があるので、腋毛部分の皮膚をすべて切除してしまう方法です。

 

局所麻酔または全身麻酔で行なわれます。

 

以前よく行われていましたが最近あまり行なう医療機関は少ないようです。

 

メリット

 

  • 皮膚すべてをとるので「完治」すること

 

デメリット

 

  • 長い傷が残ること
  • 腋毛がなくなること
  • 皮膚を取りすぎると拘縮が生じて運動障害の可能性もあること

 

10.皮下組織削除法(稲葉法)による手術

 

局所麻酔下でワキ部に1センチ程度の切開を加え、まず皮下を剥離します。

 

皮下組織削除器と呼ばれる鋭利な刃のついた機械を挿入し一気に皮膚のアポクリン腺とエクリン腺の一部を削りとります。

 

術後は「ダブルタイオーバー」と呼ばれる方法で強固に圧迫します。

 

メリット

 

  • アポクリン腺だけでなくエクリン腺も除去できるのでほとんど汗をかかなくできる
  • 最も確実で効果的な方法

 

デメリット

 

  • 真皮が削れるので血流が乏しくなり「血腫」や「感染合併症」を起こした場合皮膚の「部分壊死」を生じやすい
  • 機械の操作に慣れていないと薄く削りすぎたり汗腺が切開部周囲に残ったりする

 

以上の治療法は私がわきが手術を考えた時に調べたものです。

 

調べれば調べるほどこわいし、保険のきかないものは高額だし(35万円ほど)、結局自宅でケアし続けてニオイを抑えています。

 

どれが良い方法であるか結論はありませんし、いい先生に巡り合えば、うまくいくでしょうし、今後新しい治療法も出てくるかもしれません。

 

いい治療法にめぐりあうまで、わきがクリームで脇の雑菌や汗をケアしていきたいと思います。

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